五島列島を観光旅行先に!

20年程前、地方に住む甥っ子たちが上京した際、
気を利かせたつもりで、お台場へ連れていってあげようと提案したのですが、
彼等は、お台場より東京タワーを望んだものです。

もっと以前の話になってしまいますが、
私が長崎に旅行で行った際、目指したのは平和公園や眼鏡橋、雲仙岳でした。
『五島列島』という地名自体の知識はあったはずですが、
長崎とか観光とかとは結びつかなかったというのが正直なところです。
もっとも当時は、五島列島側も観光客を招致していなかったという事情もあったでしょうが…

その昔、観光旅行者で盛況だった熱海や、
新婚旅行先として人気を博していた宮崎も、いつの間にかトーンダウンしているとか…
時代と共に、観光旅行事情も変遷することは致し方ないことなのでしょうね。

ところで、
五島列島は長崎の西方に位置する、140余りの島々から成り、
西海国立公園の指定エリア内にあります。
福江島にはなんと、空港があり(東京の小笠原には無いのに、という比較からです)、
福岡や長崎から30~40分のフライトで行くことができます。
空港がない島へもフェリー便が連れていってくれます。
島内のアクセスも、福江港を中心に用意されています。

宿泊施設を検索すると、思いのほか沢山のホテルがあることが分かりますが、
民宿というのも魅力的に名を連ねています。

観光の目的としては、海水浴はもちろんの事ですが、
海に囲まれた里山の風景を、散策やクルージングで楽しんだり、
灯台や、歴史を感じさせてくれる教会を訪ねるのも趣を感じます。

というように、今では観光客を招き入れる体制も整えられているようです。

そんな中、『五島列島ファンクラブ』というのがあって、
限界集落を“大丈夫村”にというスローガンで、里山再生活動しています。

活動の中心となる、福江島の北に位置する半泊(はんどまり)という所は500m四方の集落ですが、
海を始め、川、田畑、山林が、まるで箱庭のようにコンパクトに詰まっているのだそうです。
その美しい里山の景観と住民の暮らしぶりは、都会の人々に癒しをもたらすであろうと、
その集落そのものをミュージアムにしてしまう“田園ミュージアム構想”を打ち立てています。

そこに、観光客招致の方法としてもユニークな魅力を感じるのは
私だけでしょうか?